体温調節

病気と症状
06 /19 2016

低体温症であれば体を温め、熱中症であれば冷やす、対症療法の典型といえよう。
                            
脳に損傷を受けた時、脳温・脳圧の上昇、脳浮腫を防ぐために脳低温療法がおこなわれる。機械による制御と監視が必要であり時間もかかる。低体温による免疫機能の低下も懸念される。

このようなことを行わなくても、体温や水分代謝などに関わる分子機械の機能を直接的に制御できれば、平熱下において短時間のうちに回復させることができるはずである。薬物も、冷却するための機械も不要になる。

これは、これまでの研究から理論的に可能だろう、と考えられることを書いたものである。実際にはどのようになるのか、経験したわけではないが。

続・無作為化比較対照試験のトリック

ニセ医学批判
06 /14 2016

壊血病脚気はビタミン不足が原因であるから、投与群と非投与群に分けて実験すれば比較対照試験が成立する。本当は、比較対照試験など行わなくても、メカニズムを知れば当然の結果なのであるが。

これを拡大解釈して、病気一般に比較対照試験を適用するとどうなるか?
遺伝子や染色体異常、重金属や化学物質の中毒、一部の感染症などの場合は、ビタミン不足のように原因と結果がほぼ1対1に対応するから、まあ比較対照試験は成立するだろう。

しかし、うつ病や喘息、肝炎、肩こり、腰痛、過敏性腸症候群などといった日常経験する大部分の病気の場合は、生体分子機械であるタンパク質がどのような状態であるかの組み合わせや、その分布が問題となる。したがって何らかの治療を行った場合、結果は1対1の関係にならない場合が多くなる。比較対照試験を適用すれば否定的結果となってしまうことは避けられない。

比較対照試験は、病気一般に対して適用できる検証法ではないのである。このようにいい加減な検証法によって、代替医療の真偽を検証しても意味はなく、有効な治療法を疑似科学と判定しかねない。統計学の適用なども同様である。エビデンスという、一見すると科学的に見える詭弁に騙されてはならない。エビデンスを錦の御旗に代替医療を批判する医師たちは、疑似科学信奉者と同じようなものである。

無作為化比較対照試験のトリック

ニセ医学批判
06 /07 2016

生命はいろいろな機能の集積体であり、病気はそれら機能の異常である。たとえば、5つの機能が異常になっている症状があるとしよう、5つすべての機能を正常化したとき完治することになる。ある治療法によって4つの機能を正常化できたが、残り1つの機能を正常化できない場合、完治しないし、一時的な症状の軽減にとどまり、また元の状態に戻ってしまう。

比較対照試験では、メカニズムを問わず、有効であった場合のみ評価される。したがって、評価せずメカニズムが不明であれば、プラシーボ効果というレッテルを貼られることになる。もしも、メカニズムを理解しており、残りの1つの機能を正常化する条件が分かれば、即効的に完治させることができるので、その治療法はプラシーボ効果にすぎない、というレッテルは濡れ衣であることが明らかになる。

このように、メカニズムを問わない比較対照試験は、生命現象の実態と整合的ではない「その場しのぎ」の検証法なのである。一部を除き、臨床においてこのような検証法はやめたほうがよい。特に、鍼灸など物理療法の検証には不適確である。このような検証法は、メカニズムの解明と治療法の確立を妨害しているだけであり、科学的方法とはいえない。

治療理論統一をめざさない医学研究

科学研究の論理と方法
06 /02 2016

科学研究の醍醐味は、全く関係ないと思われていた現象が同じ法則によって説明され、理論が統一されていくことである。これを医学に当てはめれば、現代医学と中国医学などの代替医療薬物療法と物理療法などは、統一されてしかるべきなのである。パラダイムが異なるから、通約不可能などということはない。

科学の論理や方法、体系を理解していれば容易に分かることであり、治療理論統一をめざさない研究を続けているようでは、科学として二流ということだろう。

zigk69

 数十年に及ぶ超重症のうつ病など、いろいろな病気に苦しんだ。心身の破綻を回避できる方法はあるのか、それだけを考えてきた。生命は極めて複雑であり容易には理解できないが、必ず物理法則に従っているはずである。これならば科学化できると確信したのが磁気療法である。
 生体は磁気にどのように反応するか、物理法則によってどのように説明できるのか。自己実験と思考実験を繰り返す、試行錯誤の日々であった。その集大成を電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』として公開している。
 磁気を加える部位とS磁・N極の選択が正しくなければ効果はない。そのための法則と理論が書かれている。それを理解すれば、誰もが多くの病気を即効的に完治させて健康を取り戻すことができるだろう。