生命現象と物理法則、決定論であり斉一性原理に基づいている

科学研究の論理と方法
11 /17 2019
 実際にはそう簡単ではないのであるが、ある法則を適用できない現象が1つでもあれば、その法則は否定される、などといわれることがある。

 自然界の現象には秩序があり、時間的、空間的な違いなどに関わらず、同じような条件のもとでは同じ現象がくりかえされるという経験的な仮説を斉一性原理という。物理法則は事実をそっくり写し取ったものではなく、近似的ではあるが、適用範囲内においては決定論といってよいだろう。

 科学研究では、後者を採用する。遺伝情報を内包するDNAや生体分子機械といわれるタンパク質を構成する物質は、すべての人間に共通である。塩基配列やアミノ酸の組み合わせ、分子の大きさが異なるだけである。タンパク質分子では、官能基を構成する物質は異なっても、骨格構造を構成する物質は共通である。そのために、官能基の化学的性質は異なるが、骨格構造の物理的性質はすべて同じになる。骨格構造の状態は、官能基の化学的性質に影響し、機能を左右する。これは、神経系や免疫系に関わるタンパク質も、呼吸器系、消化器経などのタンパク質も例外はない。

 Aさんも、Bさん、Cさんにも、斉一性原理が適用されるならば、彼らの体内にあるすべてのタンパク質分子の機能は、骨格構造の物理的性質によって決まることになる。もしも、タンパク質分子の骨格構造を物理的に制御できる方法があるならば、人々に広く適用できる治療法となるはずである。もちろん、法則には適用範囲があるから、すべての病気を治せるとは言わないが。

 そのような物理療法に治癒事例があり、論証に瑕疵がなければ、個別の事例ごとに再現性を検証する必要はない。斉一性原理を認めるならば、少数の再現事例を確認できれば十分であり、多くの人に敷衍してもよいだろう。ここに、統計学や無作為化比較対照試験など、確率論的方法が介入する余地はない。
 斉一性原理を理解せず、エビデンスを示せ、ということを声高に主張する、ニセ医学批判論者たちの無意味で不当な要求に応じないのはこのためである。現代物質科学の基本法則である量子力学に基づく磁気療法こそ、有効性と確実性が最も高く、信頼できる治療法といえるだろう。科学の論理や方法を理解しない人たちとの議論にはうんざりする。




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zigk69

 数十年に及ぶ超重症のうつ病など、いろいろな病気に苦しんだ。心身の破綻を回避できる方法はあるのか、それだけを考えてきた。生命は極めて複雑であり容易には理解できないが、必ず物理法則に従っているはずである。これならば科学化できると確信したのが磁気療法である。
 生体は磁気にどのように反応するか、物理法則によってどのように説明できるのか。自己実験と思考実験を繰り返す、試行錯誤の日々であった。その集大成を電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』として公開している。
 磁気を加える部位とS磁・N極の選択が正しくなければ効果はない。そのための法則と理論が書かれている。それを理解すれば、誰もが多くの病気を即効的に完治させて健康を取り戻すことができるだろう。