医学の「科学化」とは何か、現代医学は本当に科学的な医学なのか

科学研究の論理と方法
02 /22 2020
 ヨーロッパにおいて、大航海時代になると、世界中から収集された珍しい動植物や鉱物などの性質や分布、生態を網羅的に記載していく博物学が盛んになった。さらに、種々の特徴によって分類し、体系化していく分類学が派生することになる。
 中世を通して支配的であったアリストテレス哲学では、自然界の現象を原因や目的などによって思弁的に説明していた。しかし、コペルニクスの地動説を契機とする科学革命によって、近代科学が確立していくと、思弁性を排して法則や理論の探究が主要テーマとなった。法則や理論を知れば、確実な現象の予測や制御を容易に行うことが可能になるからである。現象や物質を法則によって統一的に理解するようになると、科学者たちは分類学的研究に関心を持たなくなっていった。

 ところが、医学においては、現代医学といえども、いまだに病気の「分類」作業と「原因」の追及が主要テーマである。高性能の検査・診断装置や、周囲に存在する草根木皮などから、創薬理論に基づく新薬開発に変わったとしても、医療の方法論としての基本形は変わっていない。
 検査・診断によって、症状を分類し、原因や病名を突き止めれば、治療法や治療薬を決めることができる。それを患者に施せば、治癒させることができるというのである。一見すると科学的に見えるが、実際の医療には多くの問題があることを誰もが知っていることだろう。法則を探究しない現代医学は、近代科学確立以前の科学ではないのか。

 1990年頃に磁気療法の研究を始める以前から、法則を探究しない現代医学に対してイラ立ちを持っていた。この世界の現象はすべて物理法則に従っている、という物理主義にたてば、生命現象に法則性を発見し、それを応用することによって病気という現象を制御していくべきであろう、と考えていたからである。
 物理法則には基本法則と派生法則があるが、生命領域において、その領域固有の派生法則を発見し、治療に応用したとき、病気という現象を確実に制御できれば、医学は「科学化」されたといってよいのだろう。法則を知るだけで、原因や病名などを知らなくても、現代医学をはるかに上回る確実な治療が可能になる。薬物を使わないのだから、副作用もない。医療の在り方を根底から覆すことになるだろう。磁気療法の問題は、単に、ニセ科学であるか否か、というだけのことではないのである。



(注意)
この磁気療法研究についての先取権、ブログや電子書籍に対する著作権を有しています。理由や方法の如何を問わず、全文や要約などを、許可なく流布することを禁じます。違法行為に対しては、厳重に対処します。

関連記事

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

zigk69

 数十年に及ぶ超重症のうつ病など、いろいろな病気に苦しんだ。心身の破綻を回避できる方法はあるのか、それだけを考えてきた。生命は極めて複雑であり容易には理解できないが、必ず物理法則に従っているはずである。これならば科学化できると確信したのが磁気療法である。
 生体は磁気にどのように反応するか、物理法則によってどのように説明できるのか。自己実験と思考実験を繰り返す、試行錯誤の日々であった。その集大成が、電子書籍『ニセ科学ではなかった磁気療法』である。
 磁気を加える部位とS磁・N極の選択が正しくなければ効果はない。そのための法則と理論が書かれている。それを理解すれば、誰もが多くの病気を即効的に完治させて健康を取り戻すことができるだろう。